成田カジノ構想、経済効果は「5年で1兆円」 三菱総研

成田空港周辺にカジノを中心とした複合的な施設を建設する構想について、
千葉県から調査を委託された三菱総研が
5年間で1兆円の経済効果が見込まれるとの中間報告をまとめた。
成田市内で18日に開かれたカジノ構想に関するシンポジウムで公表した。

カジノと会議場や展示会場、ホテルが一体となった複合施設(IR)を
導入する可能性について、県が委託した調査の中間報告であるが、
県は三月末に報告書の提出を受け、四月以降は有識者の会議で誘致の検討を進める。

空港を生かした経済活性化を目指す県が1500万円をかけて調査を委託。
報告では、20ヘクタールの敷地に中低層の施設をつくり、
カジノに歌舞伎や温泉の施設を併設するA案と、
50ヘクタールに高層の大規模な施設をつくり、
遊戯施設やショッピングモールを併設するB案が示された。
A案では年間173万人、B案では同243万人が訪れるとした。


シンポジウムには百十一人が参加。パネリストは
「IRは国際空港に近いことが必要で、成田はチャンスに恵まれている」
「全国で誘致の動きがあり、地域間競争になる。地元で徹底的に話し合い、
早急に手を挙げるべきだ」などと訴えた。

 

【2012年2月19日 朝日新聞、東京新聞(小沢伸介氏)】

また、(千葉日報ウェブ)掲載によると、インターネットによる日本人1500人(うち年収1千万円以上が千人)へのアンケートで、カジノを含む総合娯楽 IRが成田空港周辺に出来た場合、訪問意欲を示したのは5割程度。
アジアの旅行会社15社への意識調査では、訪問先を日本に変えるカジノVIP客の割合を「1~2割」と見込む回答が多かった。

以下は、千葉県議会議員 小池まさあき先生からの報告記事です。

「カジノ・MICE機能を含む複合施設に関する導入検討調査におけるシンポジウム」に出席しました。
成田空港周辺への導入を検討している千葉県が主催し、成田市内の成田国際文化会館で開催されたものです。

現在国でもカジノの導入について本格的な検討が進められているところですが、
相変わらず「決断」出来ない状況が続いている感があります。
ここ数年でようやく議論が本格化し、日本国内20カ所以上で具体的な議論が展開され、
海外からもその議論の動向が注目されている中で、
千葉県としても成田空港のポテンシャルを引き出すための戦略として
”カジノ”を含む施設の導入検討調査を実施しているのです。

ただ、他の地域と比べるとかなりの遅れをとっている事は否めず、成田地域での議論も今のところ低調です。最近になって成田市内の経済団体の長等が議論を推進すべきとの意見を述べていますので、成田周辺地域でも具体的な動きが出てくるかもしれません。

さて、今日のシンポジウムでは、具体的にA案とB案二つの案が示されていました。
A案は、日本の文化伝統をコンセプトに入れた成田空港近接タイプ。
B案は、シンガポールのコンセプトと同じような大規模MICE施設やエンターテイメント施設との併設タイプ。ただし、空港周辺の場合には航空法の規制によって高さ制限があるため、高層化には限界があるとの問題点も指摘されていました。

今回のシンポジウムによって今後議論が進むものと思いますが、
パネラーから「既に議論がかなり遅れている」との指摘は的を得ていたように思います。
今後千葉県としてどのような方針を打ち立て具体的な議論に発展させていくのか
重要な時期になっていますので、私も議員としてその中に積極的に加わって行きたいと考えています。




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