セガサミー、韓国パラダイスグループとカジノ経営に本格参入

セガサミーホールディングスはかねてより興味を示してきたカジノ経営に本格参入します。

同社は韓国においてカジノ、ホテル、スパなどの運営を行なっているParadise Groupと合弁会社を立ち上げ、韓国・仁川市エリアにカジノを含む複合型リゾート施設の開発・運営に乗り出します。セガサミーは合弁会社「Paradise Sega Sammy」(予定)に45%を出資し、第2位株主となります。

Paradise Groupは既に、仁川空港公団が所有する33万平方メートルの国際業務地域(IBC-1)を建設候補地として、同公団が実施した国際業務地域2段階開発事業の事業施行者入札で優先交渉権を獲得、契約締結に向けて交渉を行なっています。
今後、具体的な企画、開発予算、開発スケジュール、役職員の派遣等はParadise Groupと協議を行なっていくとしています。

セガサミーホールディングスのリゾート施設開発事業としては、今年3月にもフェニックスリゾートの全株式を取得して完全子会社化し、宮崎県の複合リゾート施設フェニックス・シーガイア・リゾートの運営に乗り出し、将来的なカジノ経営への布石ではないかと言われました。

なお、家庭用ゲームソフトを含むコンシューマー事業では、厳しい市場環境を受けて3月に一部タイトルの開発中止を含む構造改革を発表。2012年3月期決算ではこれにともなって特別損失67億円、営業損失151億円を計上しているほか、2013年3月期予想では、ゲームソフトの販売計画が、SKUと販売本数ともに2012年3月期と比較すると約半分(86SKUから40SKU、1724万本から894万本)という厳しい数字になっている。

(日経プレスリリース他)




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