オリンピック明けの英国ではオンラインゲーム業界に活発な動き

サッカー=オンラインスポーツベット大手のビーウィン(bwin)がマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と3年契約

[ロンドン8月16日 ロイター] 欧州オンラインカジノ大手ビーウィン(bwin)が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と3年のスポンサー契約を結んだ。

契約には、オンラインカジノ運営のほか、マンUの本拠地オールドトラフォードにおける広告活動が含まれる。ビーウィンの共同最高経営責任者(CEO)は「マンUは欧州以外にも5億6900万というファンを抱えている」とコメントし、市場拡大を狙う考えを見せた。

スペイン1部のレアル・マドリードともユニホームのスポンサー契約を結んでいるビーウィン。2011年の同社のスポーツ賭博の売り上げについて、約半分がサッカーによるものだったとし、今後もサッカーを主軸に展開していく姿勢を示した。

 

iPhoneで携帯カジノ-英で直接現金を賭けるゲーム開発

[8月16日(ブルームバーグ)] 米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の英国ユーザーは、近く本物のお金を賭けてスロットマシン・ゲームができるようになる。

ゲームソフト開発の米ビッグ・フィッシュ・ゲームズはギャンブルアプリ「ビッグ・フィッシュ・カジノ」に関して、賭けが合法である英国向けに直接現金を賭けられるバージョンを提供すると発表した。アプリは数週間以内にアップルの「アップストア」でダウンロードできるようになるという。賭け金の処理はビッグ・フィッシュが提携するロンドン拠点の企業ベタブルが行う。

ジュニパー・リサーチによれば、スマートフォンやタブレット端末ユーザーのゲームでの年間賭け金は2017年までに1000億ドル(約8兆円)と、昨年の約200億ドルから増える見通し。賭け金の増加が見込まれることを受け、ビッグ・フィッシュなどのゲーム開発企業の間ではアプリで使用されるお金を仮想通貨から実際の現金に変更する動きが出ている。ただ米国ではギャンブルに関する規制の影響で利用は制限される可能性がある。

ベタブルのクリストファー・グリフィン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「ゲーム開発企業にとってはインターネットの誕生以来で最大のチャンスだ」と語った。

英国では現在、ベットフェア・グループやウィリアム・ヒルがiPhoneでギャンブルアプリを提供している。ベタブルのグリフィンCEOは、年内に直接現金を賭けられるゲームを導入するためさまざまなゲームメーカーと取り組んでいるところだと述べた。

ビッグ・フィッシュ・カジノでは、ユーザーはクレジットカード番号を使って賭けを行うことができる。




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