比マニラ大型カジノ:ソレア・リゾート・アンド・カジノが3月開業

現在リゾートワールドマニラの独り勝ち状態のメトロマニラカジノ事情であるが、いよいよ本年2013年3月、フィリピンのマニラベイ地区に、大型カジノプロジェクト「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」がオープンする。

フィリピンのカジノ運営公社PAGCORにより管理されているマニラベイ地区のBagong Nayong Pilipino Entertainment City Manilaでは、4つのグループが大型カジノリゾートプロジェクトを進めているが、比の富豪エンリケ・レゾン氏及びゲーミング関連会社のブルームベリー・リゾーツ・アンド・ホテル社により総工費10億米ドルが投資されているこの大型カジノプロジェクトの「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」は同地区の第1号となる。この施設では、500室を備える5つ星のホテルや、最先端のMICE(国際会議、展示会)設備等も完備する予定。

尚、同地区でカジノ運営許可を受けた他の3グループは、トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ、タイガー・リゾーツ・レジャー・アンド・エンターテインメント、及びSMグループとなっている。

「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」開業準備室
Solaire Pre-Opening Offices
4/F, One E-Com Building Harbor Drive corner Sunset Avenue
Mall of Asia Complex CBP-IA Pasay City 1300 Philippines
(+632)548-4088

マニラ4大カジノリゾート-熾烈な人材獲得競争も勃発

「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」へ中国人観光客を呼び込むために、ブルームベリーリゾーツでは早期よりマカオで働く優秀なフィリピン人の引き抜きを進めていた。

ブルームベリーのマイケル・フレンチ最高執行責任者(COO)によると、昨年早期の段階ですでに、フィリピン人400人以上をマカオとシンガポールから集めたと言う。

フレンチCOOは、「中国人ギャンブラーはマカオでのスタイルに慣れている。そこで2,3年経験を積んだ人材を採用しない手はない。こうした客の考え方を理解し、サービス形式や中国人ギャンブラーの心理も分かるフィリピン人に地元で働いてもらう」と話した。

こうした動きは世界一のカジノの中心地となったマカオが熾烈(しれつ)な人材獲得競争にさらされていることを示している。CLSAアジアパシフィック・マーケッツによれば、フィリピンのカジノ市場は昨年の13億ドル規模から15年までに30億ドルに拡大する見通し。 BDOユニバンクのチーフ市場ストラテジスト、ジョナサン・ラベラス氏(マニラ在勤)はマニラ4大カジノリゾートによる熾烈な人材獲得競争に触れ、「フィリピンの利益は、マカオの損失だ」と指摘した。


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