猪瀬知事「カジノは大人のディズニーランドだ」

東京都の猪瀬知事は13日の都議会予算特別委員会で「カジノは大人のディズニーランドだ」と語り、都内へのカジノ誘致に強い意欲を見せた。

都では石原前知事時代、お台場にカジノ施設をつくる構想を打ち出したものの、頓挫した。その後、国会では議員立法による合法化の動きもあるが、いまだ具体化していない。

この日、自民党の中屋文孝議員からカジノ誘致への姿勢を問われた猪瀬知事は「カジノのような大人の社交場が日本、東京にないのは不自然だ」と、かつて自ら政府税制調査会で地方税収増加や違法カジノ防止などのメリットを提言したと紹介。「賭博と同列に考えるのは日本だけで、大人の社交場がない。海外は映画館や劇場とともにカジノがあり、文化として都市の魅力を高める」と熱弁を振るった上で、都議らに「議員立法が国会提出寸前までいったが潰れた。もう一回働きかけてほしい」と求めた。

約120カ国で行われているカジノの合法化は、石原慎太郎前都知事の「お台場カジノ」構想を発端に大阪府など各地の自治体が求めている。
(読売、産経)

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それは『お台場カジノ構想』と呼ばれるものだが、ここにきてがぜん現実味をおびてきたのには、理由がある。先日、橋下徹大阪市長が『カジノ法案』提出の意向を示したせいだ。

橋下氏は大阪府下(有力候補は大阪湾の人工島・夢洲)に施設誘致の考えを示している。すでに東京方面で準備万端のフジMHDも黙っているとは考えにくい。

フジMHDが出資・運営する『ダイバーシティ東京』は、一昨年9月に『東京DAIBA・MICE/IR国際観光戦略総合特別区域』として、すでに東京都から認可を受けている。「MICE」とは(meeting=会議、incentive=招待、convention=学会、exhibition=展示会)の4つの頭文字をとった造語。

韓国やシンガポールではすでに「MICE」を主要産業に位置づけ、国際会議のみならず、MICE全般の誘致・振興に積極的に取り組んでいるのだ。

また「IR」はintegrated resort(複合観光施設)の略。つまり、カジノを中心に宿泊施設、飲食施設、小売施設、会議施設、娯楽施設など異なる機能を統合させた観光施設のことを指す。

「じつはカジノ構想は別名“フジMHDゴールドアイランド構想”と呼ばれている。金がじゃぶじゃぶ使われるエリアという意味です。ということは、将来的にここにカジノができるということが約束されているということ。猪瀬知事も石原前知事の路線を受け継いで、相当前向きです」(フジウオッチャー)

すでに昨年3月には、フジMHD内部で『特区事業室』が設立され準備に余念がない。現在は東京都や大阪府だけでなく沖縄県、神奈川県といった都府県もかなり前向きである。民主党や自民党などからカジノ合法化に賛成する議員が集まる「超党派カジノ議連」も合法化を目指して精力的に動いているのだ。

そして、最近になって橋下市長が前面に出てきた。
「傘下のフジテレビが視聴率3位とふるわない今、フジMHDが新たな鉱脈として本腰を入れるのがカジノを含んだ不動産事業。出入りのカジノ議員を抱きこんで法案を強引に通すでしょう。オープンすれば『お台場』がにぎわうのは確実です」(業界事情通)

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