IR経済効果、年6300億円 大阪府試算 カジノやホテル運営

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪府が、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で2030年に複数の施設が開業した場合、開発に伴う経済効果が計1兆3300億円に上ると試算したことが19日、府への取材で分かった。

開業後は、カジノやホテルの運営などで年6300億円の効果が得られると見込む。府は今月下旬に開催する府民向けのIRセミナーで公表の方針。今後も府民向けの説明会を開き誘致への理解を得たい考えだ。

試算では、1年間に外国人観光客が700万人、日本人客1500万人が訪れると推定。府の税収効果は2500億円に上り、年間7万人の雇用を創出すると見込んだ。

IRの夢洲への誘致をめぐっては、関西経済同友会が昨年3月、経済効果が年間約7600億円に上るなどの試算を取りまとめた。(SANKEI)

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