IR推進本部を24日設置 カジノ実施へ具体的施策検討

IR推進本部

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政府は、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)導入の具体的施策を検討するため、安倍晋三首相を本部長とする整備推進本部を24日に設置する方針を固めた。4月上旬にも初会合を開き、カジノの運営方法や入場規制などの基準を定めるIR実施法案の作成に着手。今秋に見込まれる臨時国会への法案提出を目指す。
 
17日の閣議で推進本部の設置や、副本部長に菅義偉官房長官と石井啓一国土交通相が就任することを明記した政令を決める方向。推進本部には全閣僚が参加する。
 
推進本部の下には、観光振興やギャンブル依存症が専門の有識者ら約20人でつくる推進会議を置く。推進本部初会合でメンバーを決める見通しだ。
 
推進本部は有識者の意見や海外の事例を踏まえ、IR実施法案の準備に入る。内閣官房に置いているカジノ準備室を事務局に改組する。
 
実施法案とは別に検討を始めたギャンブル依存症対策では、厚生労働省による実態把握のための面接調査の結果が今月中にも出るのを受けて、予防策や相談治療環境の整備といった基本方針を取りまとめる。与党と調整の上、基本法案を今国会に提出することも視野に入れる。
 
整備推進本部は、昨年12月26日に公布、施行されたIR推進整備法で、公布から3カ月以内に設置すると定めている。
 

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