カジノ合法化、パチンコ・パチスロ業界の反応

~パチンコ最大手マルハンのカジノ事業進出

カジノ合法化へ向け、カジノ法案の国会提出を目前に控えた2012年でありますが、
パチンコ、パチスロ業界はカジノ合法化に対してどのような動きをしているのでしょうか。

日本人のギャンブルとしてまず代表されるパチンコ、パチスロでありますが・・

-パチンコ業界最大手マルハン・マカオのカジノ事業に進出

パチンコ業界最大手のマルハン(韓昌祐会長)が、マカオサクセス(澳門實徳)と業務提携を結び、(マカオサクセスは、カジノホテルなどを展開する香港の上場企業。)

マカオでカジノホテルを柱とする大型複合レジャー施設「ポンテ 16(十六浦)」開業させているがマルハン側の投資額は6億8370万香港㌦(約93億円)にのぼる。
「ポンテ16」は、カジノホテル、ショッピングセンター、娯楽施設などを擁する大型の複合レジャー施設。

マルハン記者会見:カジノ新聞記者発表する韓昌祐マルハン会長(左から3人目)
ソニー・ヤン・マカオサクセス会長(同2人目)ら双方経営陣。右から2人目には韓裕副社長。
右端は韓俊・専務取締役営業本部長。左端はマルコ・リー副会長。
(写真、一部記事共:東洋経済日報)

マルハンは今回の提携で、マカオサクセスの発行済み株式24億1946万株の18・2%に当たる4億4000万株を2回にわけ4億7520万香港㌦で取得した。
契約時に9・1%を取得、追加でさらに9・1%を取得した。
これはマルハンの投資意欲の高さを示す。

マルハン側は、今回の海外事業への出資について、「パチンコ・パチスロ以外のレジャー事業についてノウハウを学びとることを目的とし、将来はカジノ業を中心とした大型レジャー施設の展開を視野に入れた中期事業戦略の一つ」と説明。

パチンコやパチスロにとどまらない、本格的なエンターテイメント事業展開の一環であることを印象づけた。

両社にとって今回の提携の意味は小さくない。韓昌祐会長は、今後アジアにおいてカジノ事業だけでなく各種の開発事業に積極的に取り組みたい、と意欲をみせた。

ソニー・ヤン会長は「マルハンの資本を入れることでポンテ16市場はさらなる活力が生まれ、将来的に(隣接する)中国の不動産進出も視野に入る」と期待した。
マカオサクセスにとって、日本での200を超えるパチンコ店舗網などを通じたポンテ16の宣伝効果がある。

( 日本のパチンコ・パチスロファンがカジノでプレイする日は近い?)パチンコ・パチスロ最大手、マルハンのCMキャラクター和田アキ子さん。
大阪・千日前でリニューアルオープンした「マルハンツインパーク難波店」にて。
(写真記事はzakzak)

また、今後、予測される日本でのカジノオープン時に、両社の提携で相乗効果が期待できる。
マルコ・リー(李兆祥)副会長は、「マカオへの日本人客の誘致、パチンコ事業の導入、東南アジア地域での事業発展に役立つ」と指摘。マルハンも、マカオでのパチンコ事業を視野に入れている。

マカオのカジノは成長著しく、マカオ政府発表によると、2011年のカジノを中心とする賭博業収入が2678億6700万パタカ(約2兆6000億円)と前年比42%増えたと発表した。
マカオは既に米ラスベガスを超す世界最大のカジノ都市だが、昨年も主に中国本土からの来訪者がカジノ需要を大きく押し上げ、過去最高を更新した。
(一部、日本経済新聞より)

カジノ市場の開放からわずかな年数で世界一のカジノ都市に躍り出た背景には、中国から溢れ出るチャイナマネーがある。マルハンの進出で、マカオカジノ市場にさらなる活力が吹きこまれそうだ。

(追記事)
世界のエンターテイメント企業をめざすパチンコ業界最大手のマルハンが、
カンボジアで日本の銀行としては初の「マルハン・ジャパン・バンク(MJB)」を開業し、
2008年5月26日から営業を開始している。




  • ● パチンコ業界の反応
    カジノ新聞
  • タイトルとURLをコピーしました