大阪・松井市長 政府のIR基本方針案「要請を重く受け取ってくれたのではないか」

大阪市の松井一郎市長は5日午後、大阪市役所で定例記者会見を行い、政府がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備に関する基本方針案を公表したことについて「早く具体的な提案をさせてほしいと国に要請をしてきた。その要請を重く受け取ってくれたのではないか」と話した。
 
「2025年にオープンさせるんだという具体的な日程間の中で、IR事業の推進」
 
政府は4日にIRの整備に関する基本方針案を公表し、立地区域の選定基準として「観光客の増加」「地域の雇用創出」「交通の利便性」などの5項目を示している。
 
松井市長はこれまで、大阪府・市は2025年にIRの開業予定地とされている「夢洲」(大阪市住之江区)で、2025年に同所で開催される「『大阪・関西万博』」と合わせてIRをオープンさせることで、経済効果、相乗効果を生み出すことができると主張。その工程を考え「2025年にオープンさせるんだという具体的な日程間の中で、IR事業の推進をしていきたい」と述べた。
 
また、政府が基本方針案と、大阪府・市がこれまで出していた基本構想案とを比べ、松井市長は「大きな乖離はない」とした。
 
IRの立地区域は整備法で「3か所」とされている。政府は来年中にも選定、現在は大阪府・市のほか、横浜市や和歌山県、長崎県が誘致を表明している。(by THE PAGE)

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