マカオのカジノ収入2021年も半減の見通し

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今年4~9月は9割減、コロナ長期化で回復に遅れ

世界最大級のカジノ都市であるマカオの景気回復が遅れている。新型コロナウイルスの世界的流行が続き、基幹産業のカジノの低迷が長期化しているためだ。マカオ政府が11月6日に議会に提出した政府予算案によれば、2021年のカジノ総収入は1300億パタカ(約1兆7030億円)にとどまる見通しだ。

「マカオ特別行政区の2021年の経済状況は、新型コロナの影響が続くために依然厳しい。回復には時間がかかる」。マカオ政府は予算案の付属文書にそう率直に記した。

新型コロナが大流行する前の2019年のカジノ総収入は2924億5500万パカタ(約3兆8312億円)であり、マカオ政府は来年のカジノ業界の回復がなお平時の半分に届かないとみていることになる。カジノ総収入が過去最高を記録した2013年の3607億4900万パカタ(約4兆7258億円)と比べると大幅減少だ。

特区政府は財政準備金を取り崩し
マカオ政府は新型コロナ対策のため、今年2月に域内の全カジノを一時閉鎖した。その後、カジノの営業は順次再開されたが、中国本土や香港および海外からの厳しい渡航制限が続き、4月から9月までのカジノ収入は前年比90%以上の落ち込みを見せた。(続きを読む 東洋経済)

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