マカオ、中国団体ツアー受け入れ再開へ カジノ株急上昇

● カジノニュース

中国の特別行政区であるマカオ政府は24日、10月末か11月初旬に中国本土からの団体旅行客の受け入れを再開する方針だと発表した。まず広東省の住民を対象として、浙江省や江蘇省、福建省、上海市に広げる。

マカオへのツアー再開は、2020年の新型コロナウイルス流行後で初めてとなる。

マカオは中国国内で唯一、賭博が合法な地域。カジノを中心とする経済は中国本土からの観光客に大きく依存しており、コロナ禍で厳しい状況に陥っていた。賀一誠・行政長官は団体ツアーの再開によって、1日4万人がマカオを訪れる見通しだと語った。

ツアー受け入れの再開発表を受け、26日の香港株式市場ではカジノ運営大手の金沙中国(サンズ・チャイナ)が一時19%、澳門博彩控股(SJMホールディングス)が15%上昇した。

ツアー再開について、米ジェフリーズはリポートで「マカオの回復に向けた一歩だが、中国では都市封鎖(ロックダウン)政策が続くため、緩やかな回復にとどまる」と指摘。22年のカジノ収入はコロナ前の14%にとどまるとの見方を示した。

タイトルとURLをコピーしました